車中泊用 自作クーラー ペルチェ式クーラーの作成 その4 テスト中

車中泊用クーラーにペルチェ素子を利用したものを運用しようとテストしている話です。

前回の記事↓

部品が届くのに時間が掛かってなかなか進まなかったのですが、ようやく届いたのでテストの続きです。

水冷化ですが、CPUなどを冷却する冷却ブロックがサイズもピッタリでおススメです。


1個¥399(2019/06現在)なので、2個買って高温側と低温側の両面に(下の写真のように)挟んで利用します。

冷却ブロックの両面に水による熱交換をさせようとしている
冷却ブロックの両面に水による熱交換をさせようとしている

大きいヒートシンクがあるのが高温側で、排熱処理をしたい訳ですね。

写真右手に伸びるホースは下の写真のクーラーボックスに伸びています。

高温側は水冷で冷やしたい
高温側は水冷で冷やしたい

今回は排熱の処理だけなので、ポンプで水を回すだけで良いだろうと思い、ヒートシンクのファンをあえて外しています。

低温側のホースはラジエターを繋いでます。

低温側はラジエターで冷えた水によって冷やしたい
低温側はラジエターで冷えた水によって冷やしたい

この時点でお気づきの方もいるかと思いますが、ポンプが無いと水が回らないですよね。

まだ、ポンプは未着です。。

まぁ、高温側の排熱処理が満足できるかどうかを見たいので、このままテストしてみます。

Suaoki G500による消費電力の表示
Suaoki G500による消費電力の表示

ペルチェとラジエターのファンとポンプの消費電力を足すと72wですね。

これ、ちょっと消費が大きいですね。。。

バッテリーの容量から計算すると6時間位しか稼働できない感じです。

連続稼働するには40w以下でないとちょっと厳しい感じです。

排熱は67℃で、冷却は27℃
排熱は67℃で、冷却は27℃

温度がある程度安定してからの写真ですが、低温側は6.7℃、高温側は27.4℃です。

ヒートシンクのファンは必要ないようですね。

排熱用の水であるクーラーボックスの水温は24.4℃で徐々に上がっていきます。
排熱用の水であるクーラーボックスの水温は24.4℃で徐々に上がっていきます。

水をたっぷり入れておけば、かなり冷却できるような感じがします。

水冷化した結果が良いようです。

前回は40℃くらいまで昇温しましたが、まだ、全然問題なさそうです。

冷却側のINの温度とOUTの温度を見ている
冷却側のINの温度とOUTの温度を見ている

そして、低温側のホースはポンプ無しで水が回っているか?温度を測って見ました。

あまり変わっていない(そもそも冷却された水が来ていない)ので、ポンプが無いと冷却できず、せっかく冷えた水が回らず、ダメだなこりゃ。という結論です。

実用に向かってまとめると以下になります。

1).消費電力を抑える必要がある。40w以下が目標

①ペルチェ素子の消費が大きい
→DC-DCコンバータで降圧できるようにして、消費電力を抑えたい。

②温度制御
→どこまで温度が下がるか分からないですが、適温(25℃とか)になったら、節電の為に電気を切る仕組み(サーモスタット、リレー)も取り入れたいと思います。

③ポンプ
→10wだとちょっと消費電力が大きい感じなので、もっと消費電力の低いものに見直す必要がある感じですね。
もう一つ購入した低温側のポンプは5vで動くらしい。ホントかな。。

2).実際に車に載せるイメージもそろそろ考えないといけない。

①水を入れたり出したりする作業が生じる
→シリコンホースを途中で外せるようにして脱着を楽にして、水の排水を楽にしたい。

②配線を綺麗にしなければならない。
→電気制御の仕様を決めてからで良いかな。

最後にこういった自作で作成するものですので、作成者様による感電や水漏れなどは当方の責任に無い旨をご理解ください。

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