Synology DSM7 Python PIP方法 環境構築

新しくDS220Jが来たので、色々を設定をいじっていたら、DSM7でのPythonの設定というか、環境構築というか、ライブラリ追加のPIPがようやく分かりました。

SynologyではPIPとは全然出てこないんですよね。不親切ですね。

それはさておき、説明していきます。

1.Python3.9のインストール

SynologyパッケージでベータパッケージからPython3.9をインストールします。

ベータパッケージが表示されていないとき、分からないときは設定を変更します。下図を参考にしてください。

2.Web Stationの起動 もしくはインストール

Web Stationを起動します。

なんで Web Stationを?と思いますよね。

ホント、予想外過ぎて気が付かなかったです。

インストールしていない方はインストールしてください。

起動したら、1.スクリプト言語の設定、2.Python、3.作成を押します。下図を参考に↓

作成を押すと新しく画面がポップアップされます。

設定はそのままでOK

uWSGIもそのままでOKです。

変えるとすればプロセスを増やすかどうするか?という感じだと思います。

リソースモニターの画面

どういうことかというと、タスクスケジューラーで同じタイミングでPythonを処理することがある場合、最低2つはプロセスで待機していないとならないのだと思います。

上図の自分の場合、設定はプロセスで2つで、Dockerで1つ走っているので合計3つが常時待機しているのだと解釈しています。

なので、皆さんも、同時に実行することがあるならば、プロセスの数は変更する必要があると思います。

さて、肝心のPIPに関するところです。

モジュールタブで参照したい(PIPインストールしたい)ものを入力します。

上図は「beautifulsoup4」をPIPインストールしたいときです。

入力して候補に目的のライブラリがあったらそれを選択します。

で、最後に保存を押します。

(この、保存ボタンを押すという操作がPIPに相当するようです。)

pip Install とコマンドを打たないのですが、「保存」押すことで、バックグランドでpip installを行っているようです。

なので、自分で使うライブラリをいくつかインストールしてみました。

上手く行きました。

知って見れば、非常に簡単な、Pythonの環境構築でした。

Dockerでもいいし、こっちでも動きます。

ただ、Dockerだとプロセスは増やせないかもしれません。

増やせないというか同じものをいくつもDockerで走らせることになるのだと思います。

なので、こっちがおススメになる感じですかね。

あとPython自体の実行はタスクスケジューラーで実行すればOKです。

実行方法は他の記事にありますので、そちらを参考にしてください。↓