古都奈良を巡る秋の車中泊旅 二日目 若宮十五社めぐり

春日大社を参拝したので、摂社・末社の若宮十五社も参拝して行きましょう。
でも、若宮十五社の全ては記載してはいませんので、ご了解ください。
本宮神社遥拝所
まずは本宮神社遥拝所ですが、ここは祀られている神様が、春日大社の境内の中にある御蓋山浮雲峰遥拝所と同じ神様のようで、ここで参拝しても同じだったのではないでしょうかね。
なんだ、これ、知っていればここで済ませばいいわけですね。何となく、2回目以降はここでもいいような感じがしますね。
若宮十五社参道
しかし、若宮十五社参道の苔むした石燈篭は素晴らしい眺めですね。
凄く風情があります。絵になるなぁ。
の割に、写真の撮り方が甘い感じですね。スイマセン。
枚岡神社遥拝所、案内図
枚岡神社遥拝所、石が積んであるのは、どういう意味なのでしょうかね。憑代ということでしょうかね。
枚岡神社の神様にここに入ってもらうということでいいのだと思います。
枚岡神社遥拝所
 
春日明神遥拝所は春日大社本殿の神様の「春日皇大神(かすがすめおおかみ)」がお祀りされているそうです。
春日明神遥拝所
なんと、ご利益は案内板によると「ひらめきの神様」であるとされています。
ひらめきがご利益とはいいですね。色々なものでご利益が頂けそうです。
宗像三女神の宗像神社
続いては、宗像三女神で有名な宗像神社です。ん~、しかし、有名な神社が摂社・末社ばっかりですね。
藤原氏がその権力と財力によって、集めたのでしょうかね。
独占欲が強いような、すべての神様を集まるみたいな。
伊勢神宮遥拝所
そして、伊勢神宮遥拝所もあります。
石が二つに分かれているので、この間の方向に伊勢神宮があるということなのでしょうね。
そして、憑代でもあるのでしょうか。
龍王珠石
この龍王珠石のあたりは、自分は凄く強くパワーを感じました。
ん~。。最近、龍神様に関わる所は、凄くパワーを感じているように思います。
今、新型コロナウィルスが猛威を振るっていますので、それが収束したら、龍神様の祀られている神社へ行ってみましょう。
紀伊神社、ちょっと写真がブレてますね、すいません。
紀伊神社は紀伊の国へ樹木の種をもたらした神とされる神様が祀られています。
ご利益は「新たな生気をいただく神様」と案内板にはあります。
何かにつまずき、生まれ変わって、新たに生きていく希望やパワーを頂きたい時に、良い神社と言うことでしょうね。
金龍神社
金龍神社は、「金運」や「福運」の神様と言われているらしいです。
なので、たくさんの方が並んで、参拝していました。と言いつつも、自分もしっかりと参拝させて頂きましたよ。
でも、これだけ沢山あるので、自分に波長が合う神社に参拝した方が、良いようにも思いました。
その波長の合う神社で、願い事をした方が叶いやすいような感じがします。
石燈篭が並ぶ、若宮十五社参道
こっちの参道の写真は良く撮れましたね。我ながらいい写真ですね。自画自賛、ww
若宮十五社参道の常夜燈
という訳で、若宮十五社でした。
春日大社に参拝されたなら、行っておかれると良いところだと思います。
きっと、皆さんを導いてくださる神様がいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに下の地図は若宮十五社の真ん中あたりにある、枚岡神社遥拝所を地図のポイントとしています。
参拝に関わるルートなどはこちらの春日大社のHPが良いと思います。
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古都奈良を巡る秋の車中泊旅 二日目 春日大社

東大寺から春日大社へ向かいます。

奈良公園を自転車で走っていると、空が綺麗でしたので、一枚写真撮りました。この日はホントいい天気です。


奈良市役所で借りた電動アシスト自転車で行くので、全然、楽チンです。

奈良市役所から奈良公園方面は緩やかに登っているので、電動アシスト自転車のありがたみを感じますね。

二ノ鳥居

電動アシスト自転車にまともに乗ったのは、初めてでしたので、余計に楽しいです。

スタートダッシュのクイックさに、アシストされていることを良く感じますよね。

表参道

街歩きするときは、電動アシスト自転車があると、便利なんでしょうね。ちょっと欲しくなりました。


10分程、自転車を漕いでいると、春日大社に着きました。

自転車は春日大社 車舎のそばに駐輪場がありますので、そこに停めて歩いて行きます。
ここから少し登って行きますが、さほどキツイ登りでは無いです。


鹿はホント多いですね。どれだけいるのでしょうかね。

気になったので、調べてみると、2019年夏の時点で1,388頭で過去最多とのこと。

結構、やっぱりいますねぇ。

こんなところに入って寛いでます。
「なんか問題でも?」と言われてる感じですね。

春日大社ですが、どうしても来てみたかった所でもあります。



奈良・平城京遷都の折り、春日大社は藤原氏の氏神である武甕槌命(常陸国鹿島の神)と経津主命(下総国香取の神)が祀られています。

御神木の本社大杉

もちろん、それだけではなく天児屋根命 (河内国平岡の神)や比売神(河内国平岡の神)も祀られていますし、末社に至っては、ちょっと端折らせて頂きますね。

林檎の樹、林檎の結実した量でその年の豊作を占ったと言われます。

何が言いたいかと言うと、私達というか、自分が特に好きな神社の香取神宮と鹿島神宮の神様だということです。


年に2回位は必ずと言っていいほど訪れいてるので、興味深々でした。


元々、鹿島神宮と香取神宮は物部氏の神社ですが、大化の改新によって物部氏は勢いを失い(要は失脚させられた感じですね。)、それまで主だった神社を持っていなかった藤原氏(中臣氏)が香取神宮と鹿島神宮を奪ったような形ですね。

釣り灯篭が並びます。

その当時は強大な権力を持つ藤原氏の力を背景にすることによって、現在でも宮中の四方拝で遥拝される。という格式の神社になったのだろうと思います。

雄鹿の凛々しいデザインですね。

こちらは小鹿かな。可愛らしい感じです。

こちらは親子ですね。細工が凝っていますね。凄い。

こちらも細工が細かくて素晴らしいです。

こうやってちょっと調べて見ても、藤原氏の力の強さが、未だに残っていると感じるのですから、当時は凄かったのでしょうね。


さて、拝観ルートを順に巡ってようやく来たかった所にやって参りました。

春日大社の御神体は御蓋山になり、そちらに上記の神様を遷して祀っているので、ここで遥拝します。

ちょっと、珍しいですが、宇佐神宮もこういった形をとってました。

山そのものが神様の場合はこういった形式が多いようですね。

御蓋山浮雲峰遥拝所

大きい神社だと、どこかに凄くパワーを感じる所があるのですが、ここだけちょっと違った雰囲気でした。

おそらく、山頂の御神体へ行くと、もっと強いパワーなのではないかと思います。

ただ、ここからだと人が多すぎて、ちょっと良く分からない感じですね。

ちょっと面白いものを見つけました。

釣り灯篭ですが、奉納者の方が、有名な方でした。

宇喜多秀家公奉納釣り灯篭


直江兼続公奉納釣り灯篭


藤堂高虎公奉納釣り灯篭

徳川綱吉公奉納釣り灯篭

宇喜多秀家公、直江兼続公、藤堂高虎公、徳川綱吉公の釣り灯篭が並んでました。

よくもまぁ、400年も前の物が残っていましたね。


こういった所が、古い由緒ある神社だと残されていることがあるので、神社などを巡るのは楽しい所です。

素晴らしいですね。


ホント、釣り灯篭が名物とはいえ、たくさんあります。

三千ぐらいあるらしいので、とても見切れるほどのものではないですね。

どれも凝った造りで、文化的な価値もあるのでしょうね。


春日大社でおススメはここでしょうかね。

萬灯篭再現、藤浪之屋、下の写真の所です。綺麗ですよね。



幕で仕切られているので、中に入ってすぐはちょっと見難いですが、目が慣れて来ると素晴らしい光景が広がります。


奥行きがあるように見えるのは、鏡を利用して反射させているために、幾千幾万もの釣り灯篭が見えるようにしているためです。

萬灯篭再現、藤浪之屋

昔の人のアイデアもすばらしいことですねぇ。


ところで、釣り灯篭ですが、一体どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。


なんと、200万円くらい掛かるようです。

なにしろ、美術的な工芸品でもありますしね。完全に受注生産だろうし。


そして石燈篭は250万円とか。ちょっと手が出ませんねぇ。

宝くじでも当たったら、考えましょう。

春日大社

春日大社は最後帰り際のこのアングルが一番いい感じなのではないでしょうかね。

もちろん、御朱印も頂きました。




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