以前、興味本位で購入したラズパイ3bがあるんですが、全く使用していないので、何か、有効利用できないものかなぁ?と調べてみました。
調べて見ると、NASと接続できるネットワークオーディオ(音楽プレイヤー、ミュージックサーバー)として利用できるようですので、今回はラズパイ3bでネットワークオーディオを製作してみます。
とはいえ、非常に簡単でしたよ。すぐできました。
1.準備するもの
1).ラズパイ3Bと電源
購入当時(2016)¥8,980安いですね。これは使って無かったものを再利用しました。
今ならラズパイ4ですかね。値段もあんまり変わらないですね。↓
2).DAC基板
ラズパイをネットワークオーディオにするための基板とケースと配線のセット(¥2,000位)
3).Volumio フリーソフト
高機能を求めるとサブスクを求められるのですが、フリーでとりあえず満足ですので、フリーで利用しています。
4).オーディオ と RCAケーブル
うちのオーディオはYamaha CRX-N560ですが、RCAケーブルが繋がれば良いと思います。
今回は余ってたRCAケーブル→3.5PinをAux2に接続
2.インストールと接続の手順
Volumioのインストール
① SDカードのフォーマット
フリーソフトのSDFomatterを利用してフォーマットします。
フォーマットはFAT32でクイックでOKです。
② Volumioのダウンロード
上記、リンクから、以下の写真の赤枠のRaspberry Piを選択する。
③ ダウンロードしたファイルをSDカードへ解凍しながらインストールする。
ダウンロードしたVolumioをmicroSDに書き込むために、balenaEtcherというソフトを使いますので、下記からダウンロードしてインストールします。
インストールして実行すると以下の画面が出ます。
で、SDカードをPCへ挿すと勝手に認識しますので、あとは「Flash!」を押すだけです。
以下のような実行画面になると思います。
終わったら、SDカードを抜いてラズパイへ挿します。
④ DAC基板とラズパイの接続
自分のラズパイは3Bなので、Pinを調べます。
接続情報を調べます。
5vへ接続するようですね。
接続したら、ラズパイを起動します。
3.Volumioの設定
ラズパイが起動したら、PCからローカルIPアドレス(192.168.XX.XX)でアクセスします。
スマホの場合でもセットアップできます。
アプリがあるようです。↓ androidです。
リンクは特に貼りませんが、iphone用もあるようです。
セットアップの流れは以下です。
1).言語を選択する。
2).Volumioのアカウント作成。作成しなくてもOKで、NEXTを押す。
3).Volumioで表示されるデバイス名を入力
4).使用するDACを選択する。今回はHiFiBerry DACを選択。
5).使用するネットワーク名を選択し、パスワードを入力
6).ネットワーク上のNASが表示されれば選択、無ければNEXTを押す。
7).設定完了
4.Volumioの利用
http://volumio.local/にアクセスします。
NASの設定をしたら、マイミュージックをスキャンすると良いです。
左上にある横三本のバーを押すとメニュー画面が出ます。(下図の左側)
画面左下から情報源を押します。
一番上の再スキャンを押すと下の画面の音楽ライブラリに反映されます。
まぁ、でも、メディアサーバーからNASを選択していけば同じと言えば同じですが。。
後は実際に使ってもらうと良いと思います。
思ったよりも音が良いので嬉しいです。
あと、プラグインで色々機能拡張できるのは便利かもしれません。
自分は「80s80s Radio」を追加しました。
5.radiko ラヂコを聞く
ついでなので、radikoも聞けるようにしてみようと思います。
この記事を参考にしました。↓
先ほど追加したプラグイン「80s80s Radio」と同じように「プラグイン」メニューの「Music Services」から「Logitech Media Server」と「Squeezelite MC」を探してインストールします。
ちょっとインストールには時間が掛かるかもしれません。
インストールして、いずれも「on」にします。
で、上記画面の「Logitech Media Server」の設定ボタンを押します。
このログインは特に入力しなくてOKで下の画面が出るまで「Next」を押し続けます。
この画面になったら、「Finish」を押します。
右半分の画面表示は無視してもらって、こんなような画面が出ます。
右下の「セッティング」を押します。
すると、別タブが開きます。
Pluginsタブを押し、一番下にスクロール、Additional Repositoriesの項目窓に「http://t-yoshi.github.io/RadiRuKo-Plugin/repo.xml」を入力し、右下の「apply」を押します。
で、また、一番下へスクロールして、らじるラジコ基本プラグインなどをチェックして「apply」ボタンを押します。
自分は結局全部のプラグインをインストールしました。
で、セッティングが完了したら、タブを閉じます。
メニュー画面をリロードして下図のように「らじるラジコ」などが表示されれば成功です。
表示されない場合は再起動した方が良いかもしれません。
適当にラジオ局を選択して聞いてみます。
うん。普通に聞けるようになりました。
ラジコタイムフリーもインストールして見ましたが、なぜかタイムフリーは聞けず。。。
リアルタイムは問題ないのですがねぇ。。どうしたものか。。
最後に宿題となりました。あとで調べて見ます。
ラズパイ3Bの場合、消費電力は通常、ひと月40円位みたいですね。
DAC分が追加であるけど、これもたいしたこと無いだろうから、100円は行かないだろうから、省エネですねぇ。
最終的には、100均でタッパーを買って来て、設置しました。
ちょっと、タッパー大きすぎますが、良しとしましょう。
埃を避けられれば、良いと思います。
とはいえ、これでかなり便利になったことは間違いないです。
利用していなかったラズパイもこれで復活です。
という訳で、「ラズパイ3b + DAC + Volumio でネットワークオーディオ製作 ラジコも聞いちゃおう!」でした。
やっと、ラズパイが有効利用できました。良かった。
あと、参考にしたサイトです。↓
消費電力を調べて見た。
昨今の電気代が高騰している状況やSDGSとか言われている状況で、呑気に電源Onのままってのも、どうなんだ。ということで、電気代を調べて見ました。
約28時間で8049mAhとありますね。
このUSBにて消費電力を測定する機器の精度がどれほどのものかは分かりませんが、一応の目安にはなるとは思いますんので、それを信じて進めて見ます。
で、今回のラズパイ3b+DACで消費電力は、
(5.03V)x(0.32A)=1.6096wと言うことになります。
ほんと省電力ですね。ラズパイ恐るべし。。
(更にESP32は更に消費電力が下がるしなぁ。)
とは言え、電気代を計算するサイト↓にて調べたところでは、電源を入れっぱなしだと、年間500円程度にはなるようです。
たかが、500円されど500円ということですので、更に省エネを考えて見ます。
最近、流行のスマートプラグにしてみます。
自分は以下の物を購入して見ました。
これ、待機消費電力(off時)は0.5wでOnしている時は1.2wらしいです。
0.5wで24時間、365日電源onの場合、約160円とのことです。
このラズパイ3b+DACとコンポの利用する機会は週末の長くても8時間程度ですので、1年間の計算をしてみると、1.61wX8hX104日≒50円程度になります。
で、スマートプラグを利用すれば、500円だったものが200円程度になるということですね。
う~ん。便利な世の中になったものですね。