「東北車中泊の旅八泊九日その4」 世界遺産 白神山地 マザーツリー

暗門の滝を見学して、駐車場である「アクアグリーンビレッジ ANMON」に戻って来ました。

トイレや軽くソバなんぞを食べてお昼を済ませてしまおうという感じです。

食事は出店になっているお土産屋さんみたいなところで頂きましたが、かなりのやっつけ感で、お金取るのかこれで。。と言いたくなるような食事なので、写真は載せません。

とはいえお土産とかは買いましたが。

さて、この先の県道28号線「岩崎西目屋弘前線」を通って日本海側へ車で行こうかどうしようかを考え中です。

なんでかっていうと、この道、砂利道で50km位走る感じなんですよね。

いわゆる酷道(国道のダジャレ)・険道(県道のダジャレ)の部類です。

地元の方に聞いてみると、わざわざ砂利道を2時間以上掛けて走る人は地元にはいないよ。と言われます。ごもっともです。

なので、通って来た方を探して、声を掛けてみましょう。

分かりやすいのはライダーの人がいいですね。

バイクが白く埃まみれになっているのが分かりやすいです。

「お。いた。白くなってるバイク。」ライダーの人もそばにいます。声かけてみましょう。

「こんにちは、林道を通って来たんですか?」「はい、そうです。」

「自分達、車なんですが、行ける感じですかね?」「大丈夫だと思いますよ。ただ、砂利道なので、スピードは出せないですけど。2~30kmがいい所ですね。」

「あぁ、そうでしょうねぇ。」「それよりも自分の目の前に熊が通ったんですよ。」

「えぇ~~~。熊ですかぁ~~~。」「はい。さすがにビビりましたが、すぐいなくなったので、良かったです。」

「ですよねぇ。バイクで熊に遭遇はちょっと怖いですねぇ。。。」「えぇ、怖かったです。」

と、ひとしきり、熊で盛り上がりながら、情報を頂きました。その節はありがとうございました。

なんとライダーの方は同県の所沢ナンバーの方でした。

「熊出たんだって。」「えぇ~!!、熊、怖い。」と聞いた話を嫁にそのままします。

「まぁ、とにかくマザーツリーまでは行って見よう。」ということでマザーツリーへ向かいます。

マザーツリーのある津軽峠まではバスも通るためか、砂利道とはいえ道幅も広く、かなり平坦(いわゆるフラットダートです。)で走りやすく、最高でした。

↑我がフリード君も砂利道を走り、真っ白に。www

ですが、この時点で既に我が愛車のフリードスパイクハイブリッドは真っ白になってます。

津軽峠からマザーツリーまでは約5分位なので、全然、楽々と行けます。

気持ち良いブナ林を抜けて行くと現れます。

「あれ?折れてない?」「そうねぇ。折れてるよねぇ。」「あらまぁ。」

なんと残念ながら平成30年9月4日の台風の影響で折れてしまったとのことのようです。

通常ブナは樹齢300年位の所、マザーツリーは樹齢400年ぐらいとのこと。

内部が一部腐っていて耐えられなかったようです。

いままでかなり頑張っていたのだと思います。

ただ、すべて根元から折れた訳でもないので、このままでも面影が残るので、良いのではないかと思います。

赤いラインがその県道28号線です。↑地図は南北が逆さまですね。

写真だと分かりにくいですが、それでも大きくて立派な木です。

今度は周りの新しい木が大きく育って、新しいマザーツリーが出来ていく。

それでいいんだと思います。

天気が良くて、案内板の言う山々が良く見えます。

さぁ、では、このまま県道28号線線を走って行きましょう。