複数間のSynologyサーバーの同期 「Synology Drive Server」の使い方

私、Synologyの「DS215J」と「DS218J」を持っていまして、データの同期方法を残しておこうと思います。

ちなみにこのブログは「DS218J」で書いています。

と言うのも、近々、またサーバーを購入する予定で、その際、データの引っ越しがあるので、今まで分割保存されていたデータを統合して、引っ越しをしようと考えています。

次は「DS1520+」か「DS1621+」にしたいと考えていまして、いずれを選んだとしても、RAIDの種類も選べるしデータも大規模なデータも保管できるようになるだろう、と思います。

その為の前準備としてデータの同期を行わないとならない状況です。

まぁ、一か所に2つ持っている人も珍しいかと思いますので、ニーズが少ないかもしれませんが、最近はすぐ忘れてしまうので、自分の備忘録程度には残しておきたいと思います。

インストールするもの「DS215J」と「DS218J」の双方に、「Synology Drive Server」をインストールします。

すると、結果的に3つのソフトがインストールされます。

「Synology Drive Admin」「Synology Drive」「Synology Drive ShareSync」です。

この中でデータ同期に使用するのは、「Synology Drive Admin」「Synology Drive ShareSync」です。

「Synology Drive」は利用しません。

で、ここから使い方なのですが、その前に自分の状況を書いておきます。

データを同期するには、データ元とデータ送り先があります。

今回、自分が行いたいのは、写真と動画を「DS215J」から「DS218J」へコピーしたいのです。

正確にいうとコピーなので、同期ではないのですが、一か所選択を変えるだけの簡単な操作でその辺りは選べますので、追々、説明します。

で、まず、データ元となる「DS215J」の「Synology Drive Admin」を開いて設定をします。

開くとこんな画面ですが、左側の「チームフォルダ」を押します。↓

同期したいフォルダを選択します。自分の場合は「Photo」と「Video」です。

バージョン数を囲っているのは後で説明します。

有効にすると上のような図が出るかと思います。

この時、「バージョンコントローラを有効にする」は☑しなくて良いと思います。

これは同期するデータの変更があった時の際に、誤って消したときなどに復活させることが出来ることを意味していますが、自分の場合は消す操作をしないのと、これを利用するともの凄くデータが増えるので、利用しないようにしています。

心配な方は、最大バージョン数を32とかにせずに、3~4回程度にしておくのが良いのではないでしょうか。

間違っても3~4回前までは遡れるので、通常はこの程度で十分ではないかと思います。

これでデータ元となる側の設定は終わりです。

次はデータを受け取る側の設定ですね。

「Synology Drive ShareSync」を開きます。自分の場合だと「DS218J」ですね。

設定ですが、ドメイン名、ユーザー名、パスワードにはデータ元となる側のドメイン名、ユーザー名、パスワードを入力します。

自分の場合は「DS215J」のドメイン名、ユーザー名、パスワードを入力です。

ちょっと、正確ではないですが、以下のような画面が来ると思います。

ここで同期する方法が選べます。

1.双方向同期(どちらか一方に変更があったらその変更に基づいて互いに変更される)

2.データをリモート Synology Drive サーバーにのみアップデート

3.データを Synology Drive サーバーにのみからダウンロード

通常は双方向同期(お互いを同じデータにする)を選択するのではないかと思います。

私の場合のデータコピーは「3.データを Synology Drive サーバーにのみからダウンロード」になります。

なので、「自分はどういった同期方法を選択したいか?」はここで選択できるわけですね。

その三択があれば間違いないですしね。

ポイントのみでしっかりした情報で無くて申し訳ないですが、あとは実行すれば勝手にやってくれます。

自分の環境だと、24時間でおよそ200GBのコピーでした。

なので、1.5TB=8日ですね。。

それと同期が終わった後、コピーされた側にて、インデックス処理をしますがこれがまた長いです。

ホント、スペック低いの買うと困ったことになる例ですね。

次は性能のいいのを買いたいと思います。

あと、自分のパソコンと同期させる方法なんかもありまして、その際は「Synology Drive Client」を使うと良いと思います。