翌日(2019/8/12)、道の駅おがわらから最初のアクティビティは七戸城へ参ります。
「九戸政実の乱」に加担した七戸家国氏の居城ですね。
まぁ、マイナーと言えば、マイナーですが、南部氏、安東氏に関わるお城を丹念に見ておこうと毎回東北に来るたびに見ている次第です。
緑部分には城や館があったことを示しています。広大ですね。↑
2016年から毎年、夏は東北を巡っていますので、今年で4回目です。
そうなると見る所も無くなるだろうに、と思われるかもしれませんが、まだまだ、見学し尽してはいないです感じです。
現在は柏葉公園となっています。↑
まぁ、有名な所はほぼ行ってしまいましたが。。
マイナーな所ほど、味があると思っています。
なかなかの斜面ですね。↑
その土地に関わる本を読んでから行くのが楽しいですよね。
さ、今回は南部氏の支族七戸氏の七戸城です。
七戸城で詳しいのは青森県のHP↓へ飛んで貰えると分かりやすいかと思います。
それによれば14世紀にはどうも築城されていた様子ですね。
向こう側に見える舌状台地も何らかの館等があった様子です。↑
実際、来てみると、思っていたよりも遥かに大きいです。
かなり広大な縄張りだったようです。
東北のマイナーな城は来てみると、「あれ?相当しっかりした造りで規模がデカいなぁ。」という所が意外と多いです。
堀切、向こう側は北館↑
十三湖のところの福島城とその支城群なんかも意外と凄いものがあり感動しました。
ここ、七戸城もかなり素晴らしい城だと思います。
奥側になるのは北館↑
公園として見れるのは本城です。
幅2m位の水堀、本城北側と西側にあります。↑
城自体の大まかな縄張りの印象はさほど凄いとは思いませんが、周りの支城群になるだろう所との連携が良さそうなのが、見どころではないでしょうか。
赤い所が七戸城、青い所におそらく支城(砦など)があったのではないかと。↑
当時の考えでは単体で城があるはずなく、城が攻められた際に、外からの援護打撃が必要なので、点ではなく面での防御があるはずです。
まぁ、自分だったらこの辺りに、郭を設けるだろうなぁ。という感じです。
角郭の北側、この道路自体が堀跡を埋めたものだったらしい。↑
実際、上側の水色部分にはいくつか館や郭があった様子です。
郭を造りやすい地形を生かさないのはもったいないですね。
舌状大地が沢山あって、かなり作りやすい所です。こういう所も珍しいですよね。
北館と西外郭の間の堀切↑
しかし結構、しっかりと遺構が残っていて楽しいです。
左が下館、右は西館↑
もう一度来てみて、周りの所がどうなっているのか、見てみたい感じですねぇ。
宝泉館、上が西館↑
ニャンコも居たし、良いお城でした。
七戸神明宮(本丸跡にある)に居た、ニャンコ↑
是非、皆さんにもおススメです。