多賀城跡から離れて、すぐそばにある東北歴史博物館に来ました。
大きい博物館です。
多賀城跡に関しての博物館かな?とか思いましたが、縄文・弥生から平安時代、奥州藤原氏、戦国・江戸時代はさらっとしてほぼ無しで、明治から近代まで、あと地域の風習を網羅しています。
戦国・江戸時代の伊達家に関係するものは故意に除かれているらしく、全然、展示されていません。
伊達家関係は瑞巌寺へ行って見て欲しいということでしょうかね。
もちろん多賀城に関しての展示もありますよ。
それはさておき、ちょっとおもしろいなぁ。と思うのは以下のコーナーです。
総合展示室の「村におけるワラの神々」コーナーが凄いです。
こういった藁などで編んだものを、村と村の境になる道の入り口辺りに建てて、村を守ってもらうらしいです。
ウチの辺りだと道祖神にちかいですかね。
悪いものが集落に入り込まないように、という「まじない」みたいです。
畑や田んぼの作物を守るのと病気なども入って来ないよう願いを込めているそうです。
昔、東北は飢饉に遭いやすかった背景があるように思います。
なんとか、悪いものが入ってこないように、無事、過ごせるようにという思いが伝わって来ます。
初めて見たときはビックリしました。
あまり、夜、車のヘッドライトでは見たくない感じではありますね。。
可愛らしいのもあるし、シュールでもあるし、インパクトもあるし。
こちらはなまはげ的なお祭りの時の装束らしいです。
東北は何度も飢饉に遭っているので、こういった神様をお祀りすることで祈りを捧げたのでしょうね。
あとは馬の産地らしく、以下のような、馬に産地を示す焼き印(ちょっとかわいそうですが。)とかは初めて見ました。
あと、縄文土器は何度見ても面白いです。
遮光土器は両足あって、完全体だし。
その右の腕組みしてるのは可愛いですね。
お面も鼻が曲がっているのとか、ユニークです。
こっちのイノシシのやつは可愛いです。
フィルム上映でワラの神様に関する話をやってたりしましたので、見学したりしました。
なんだかんだで2時間半ほどいて、満喫しましたよ。
見学の最後に、敷地内に東北ならではの古民家を移設してあるスペースが外にあります。
それを眺めたり、外にある池を眺めたりしていました。
池をながめていると、餌付けされていのかな?、雀と鴨がすぐそばまで寄ってきたりしました。
残念ながら餌は持っていなかったので、あげれませんでしたが。。
結構、楽しかったです。おススメです。