さて、大館能代空港に泊ったのには訳がありまして、大館能代空港から車で5分強ぐらいの距離にある、伊勢堂岱遺跡にどうしても来たかったのであります。
縄文好きの方なら、きっとわかってくれると思います。
ここは凄いことにストーンサークルがありでなおかつ、縄文土器たくさん出過ぎという、超ミステリースポットみたいな所です。
ミステリースポットなんて書くと怒られそうですが、青森から北秋田の辺りは不思議な所がおおくて、大湯環状列石、黒又山ピラミッド、新郷村のキリストの墓、大石神ピラミッド、ドコノ森の不思議な石、十和田湖にも不思議な所があり、他にもミステリースポットがありますよね。
なので何か青森と北秋田には不思議な力があるのかもしれません。
とはいえ、ここはとても素敵で純然たる縄文の遺跡です。
可愛らしい、土器、土偶がいっぱいあります。
凄い量が展示されています。
とても写真ですべてを見せることはできないです。
私たちが訪れた時は、まだ、時間が早く伊勢堂岱縄文館は開館していなくて、ならば遺跡を先に見ようかと思いましたが、案内には必ず縄文館にて受付をしてください。とあります。
なんでなんだろう?通常、遺跡は解放されていることのほうが多いのですが?
と思って、開館していない縄文館に行き、開館の準備をされている職員の方に聞いてみると、なんと熊が出るとのことです。
なので、閉館している間は、電気を流した柵にて閉鎖してあり、開館時にその柵を開放する際に職員の方が必ず遺跡を一巡りして安全を確保してから、訪問された方々を案内するという仕組みになっているそうです。
そんな熊に対する安全対策を感じながら、遺跡を拝見させていただきました。
案内時も、遺跡の所には地元のボランティアの案内される方が説明してくれました。
丁寧に面白く地元の話なども交えて、説明して頂き大変楽しい遺跡巡りになりました。
話が少し飛んでしまいましたが、伊勢堂岱縄文館にて開館した際に、縄文館を夏休み期間だけなのか地元の中学生が案内してくれました。
少し緊張している様子が伝わってきますが、丁寧な案内で非常に助かりました。
こういった経験が中学生の将来に役に立つだろうなぁ。と素直に思います。
いい教育だと思います。誇るべき地元の財産ですよね。
大切に受け継がれてほしいと思います。
ちなみに、私の同僚でたまたま大館出身の人がいます。
聞いてみたら、やっぱり知っていて、高校生の時(30年くらい前)よく土器やら土偶やらを掘りに来ていたそうです。wwww
でも、地元の方は、それが普通だったようです。
今でこそ保存するべき遺跡としてしっかりしたものになってますが、当時はただの岡であり野原という感じで、土器、土偶が出る場所という認識みたいです。
下記は伊勢堂岱遺跡のHPからちょっと引用
「平成7年度、大館能代空港アクセス道路建設に先立つ発掘調査で発見され、環状列石や配石遺構、掘立柱建物跡、土壙墓、捨て場など、多くの祭り・祈りの施設が見つかっています。
遺存状態がよく学術的価値が高いことから、平成13年1月、伊勢堂岱遺跡は国の史跡に指定されました。」
ここはストーンサークルが4つもあるという凄いところです。
是非、興味がある方は、訪問してみてください。