東海を巡る真冬の旅 山梨県大月市 岩殿城 岩殿山城

さて岩殿山城に到着しました。

ここ、久しぶりで、駐車場がどこだったか?と調べるとあまり書かれていないんですよね。

なので、いい説明用の写真が取れましたので、参考にアップしておきます。

岩殿山城の駐車場は黄色の丸で示してます。
岩殿山城の駐車場は黄色の丸で示してます。

黄色の丸のところが駐車場です。参考までに。

まぁ、岩殿山城を目指してくればまず大丈夫だと思います。

駐車場から道沿いに歩いて行きますが、登り口がちょっと分からないなぁ。。と思っていると、

前を歩く下校途中らしき中学生くらいの女の子達に「登り口はどこでしょう?」と聞いてみました。

親切に指をさして、「すぐそこの左から登れますよ。」とのこと。「ありがとうございました。」と返して、頑張って登城と行きましょう。

 丸山公園の下から望む岩殿山城
丸山公園の下から望む岩殿山城

しかしながら、つくづく思います。よくもまぁ、こんなところに城を作ったものだと。

岩殿山の説明板
岩殿山の説明板

そもそもは天台宗のお寺だったんですね。

修験の山でしたか。確かにそんな感じです。

少し登ると「岩殿山ふれあいの館」という城風な建物が見えてきます。

岩殿山ふれあいの館の入り口
岩殿山ふれあいの館の入り口

昔、来たときは無かったなぁ。

今、城巡りしてる人もかなり増えた実感がありますが、史跡を大事にしてもらえて整備して貰えるのは嬉しいなぁ。と思います。

こういった整備などをしてくださっている皆さんに感謝です。

岩殿山の案内図
岩殿山の案内図

「岩殿山ふれあいの館」はこの写真の丸山ってところですね。

岩殿山中腹からの富士山
岩殿山中腹からの富士山

振り向くと富士山が見えます。

なんだか、我々の登山(登城)を応援してくれているように思えます。

しかし綺麗です。

この景色が見れるからここはいいですよね。

「岩殿山ふれあいの館」から上に登って行くあたりからが傾斜のキツイ山道です。

ホント、結構、しんどい。

頑張って、頑張って、登って行くとやっと揚城戸跡が現れます。

岩殿山城 揚城戸跡
岩殿山城 揚城戸跡

ここまで来ればもう登ったも同然です。

揚城戸から本格的な城跡です。揚城戸は門跡とのこと。

抜けると番所跡があります。

岩殿山城 番所跡
岩殿山城 番所跡

下の写真は西物見台と言われた岩を安全のため(下に中央高速が走っている)撤去したらしいです。

確かに写真を見るとこれは落ちるとヤバいです。

グーグルマップとかで確認してもらえるとわかると思いますがホント高速が真下なんです。

あのインプレッサがギリギリ逃げたトンネル崩落事故もこの先のトンネルだったし。

事故が未然に防げるならば、史跡とは言え、こういった安全対策は大事ですよね。

礫岩の露頭を撤去した案内板
礫岩の露頭を撤去した案内板

岩殿山城は小山田氏の城では無く、武田の城であった。という見解があるそうです。

この件に関しては、まだ、そういう話があるという程度に収めておく感じではあるようです。

最近は今まで定説だったものが、研究が深まるにしたがって、置き換わることがあるようなので、うかうかしていられないですよね。

岩殿山城 馬屋跡
岩殿山城 馬屋跡

南物見台からの富士山。ほんと素晴らしい。

岩殿山城 南の物見からの富士山
岩殿山城 南の物見からの富士山 絶景ですよ。

縄張り図とまでは行かないですが、概略図です。

岩殿山城跡 案内図
岩殿山城跡 案内図

大手門を通って来ていないですが、今回はまぁ、良しとしましょ。

いずれまた稚児落としとかに行ってみたいので、その時にしましょう。

稚児落としですが、ご想像の通り、落城時の悲話に繋がるお話です。

岩殿山城の説明板
岩殿山城の説明板

下の写真は、馬場跡です、こんなに急峻なのに、馬が登れるのが凄いです。

ここから乗ったまま出撃してたのでしょうか?

馬に乗ったこと無いので分からないですが、ちょっと怖いですね。

正面、真っすぐ登って行くと本丸です。

正面、右手に行くと円通寺方面の道です。

岩殿山城 馬場跡
岩殿山城 馬場跡

その手前に水場です。

二つあるのは上側(写真右)が人用で、下側が馬用とのことらしいです。

岩殿山城 水場もしくは井戸
岩殿山城 水場もしくは井戸

水がちょっとあります。

池とありますが、掘れば少し水が出そうではあります。

しかし、こんなに岩山ですが、山頂で水が出るとなると、ホント、城を造らずに、何造るんだという感じですね。

これだけ好条件が揃う所も珍しいですよね。

難攻不落、この言葉がピッタリです。

岩殿山城 水場こちらは人用
岩殿山城 水場こちらは人用

用水池との説明、説明には山側が人用、崖側が馬用とあります。

岩殿山城 水場 説明板
岩殿山城 水場 説明板

馬用はしっかり水がありました。

岩殿山城 水場 馬用
岩殿山城 水場 馬用には水がありましたよ。

さて、本丸を目指します。

途中の蔵屋敷跡

岩殿山城 蔵屋敷跡
岩殿山城 蔵屋敷跡

本丸跡です。

岩殿山城 本丸跡
岩殿山城 本丸跡

現在はテレビ塔となっています。2つ建っていました。

山城の場合はたまにアンテナが立っていることがありますよね。

史跡も大事ですが、地元住民の方の生活も大事です。

岩殿山城 本丸跡のアンテナ塔
岩殿山城 本丸跡のアンテナ塔、右手、土塁残ってますね。

岩殿山城は規模は小さい城ですが、難攻不落だなぁ。。。と改めて思い知らされますね。

ここは攻めるのではなく、囲んで兵糧攻めで落ちるのを待つしかないお城ですね。

岩殿山城の屏風のような岩
岩殿山城の屏風のような岩

ちょっと下って改めて撮ってみました。ここから見ると城を攻めるのは絶望的に感じますよね。この上に城があるんだからなぁ。。

岩殿城と岩殿山城という二通りの言い方がありますが、最近は岩殿山城というようです。

今回は岩殿山城と書きました。

ただ、武田贔屓の自分にとって、武田勝頼公の最後を思うと、いつも切なくなります。

また、近いうちに景徳院へお墓詣りして来よう。そして恵林寺へも。

武田信玄公と武田勝頼公の本は色々と読みましたが、新田次郎さんの本が読んで見て一番いいように思います。

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あと、最近では、この本が注目ですね。

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元亀2年の信玄の三河侵攻は無かった・・・ということになりそうです。