東海を巡る真冬の旅 山梨県大月市 猿橋

さて、お伊勢参りをまず目指すのですが、その前に山梨県大月の岩殿城を目指しています。

これはちょっとまた、後で説明しますが、スマホのGPSによる城取ゲームの為です。

岩殿城は以前にも登城したことがあるのですが、今の時期行くと綺麗な富士山が見れますので、何回でも登城したくなる場所でもあります。

とはいえ、かなりな登山で大変なのですが。。

岩殿城を登城すべく20号線を下って行くと中央高速の渋滞ポイントで有名な猿橋バス停のそばにありました。

何が?って、猿橋です。猿橋。

「猿橋ってホントにあるんだ~」と思いながら、立ち寄って見ました。

日本三奇橋の一つと言われるようです。

日本三奇橋ってのも微妙ですが、変わったものは見てみたい派なので、ちょっと見学。

日本三奇橋とは、

  • 甲斐の猿橋 :木造で現存してます。
  • 岩国の錦帯橋:木造で現存しています。あの有名な錦帯橋ですね。
  • 富山の愛本橋:こちらは木造ではなく、現代造りのアーチ橋になっています。黒部市歴史民俗資料館に模型があるようです。


とのことです。

確かに構造的にアーチ式ではなくて梁というか土台部分を岩盤に長く差し込んで持たせてあるのは面白いですね。

かなり工夫している様子がわかります。

基礎になる下側からの梁の部分はどれだけ地中に埋まっているんでしょうか。

ちょっと分かりませんが、面白いことに、下からの梁の部分から上に向かっていくと、丸く弧を描いているのが分かりますね。

太鼓橋とまでは行きませんが、やはりアーチ的な感じにしているのが効いているのでしょうね。

昔の大工さんも素晴らしいよなぁ。と感心します。いつまでも、残してほしいですね。

ここから下を眺めるとなかなか綺麗なところです。

かなり深い渓谷ですが、橋は絶妙に狭いところに掛かってますね。

昔からこの場所は地境のため争いが絶えなかったようです。

武田信玄公の父親である武田武田信虎公と上杉憲房公(山内上杉家、後の謙信公が三代後に養子になる上杉家)で争っていたり、武田信長公(のちの上総を治めた初代真理谷氏)と足利持氏公(鎌倉公方)が争ったりしていますね。

たしかに橋を作ればそこが係争地に発展する場所ですねここは。

細かいことは猿橋のWikipediaに譲るとして、「猿橋」ってホントにあるんだ~。という思いと、意外と面白い構造だなぁ。と。

意外と良いものが見れて良かったです。

こういった建築物が大好きなもので、なるべく見ておきたい感じです。

ちなみに下の地図にも表示されている、大月市郷土資料館に精巧な猿橋の模型が展示されていますので、ご興味のある方はそちらも見学されると、より一層知識が深まるかと思います。

さて、当面の目標の岩殿山城を目指しましょう。